架空キャラクタパーソナリティとラジオドラマ『KONAMI STATION』開局によせて

2008年8月27日よりコナミのインターネットラジオサイト『KONAMI STATION』(http://573st.i-revo.jp/)がi-revoで開局されました。コナミは日本におけるインターネットラジオの先駆者とも言える存在で、この前身として1997年3月17日〜2007年9月30日まで運営…

「バールのようなもの」と「パンツのようなもの」から考える『ストライクウィッチーズ』パンツ・ズボン問題

話題騒然(?)のアニメ『ストライクウィッチーズ』。本来のキャッチコピーであるはずの「守りたいから私は飛ぶ!!」もなんのその、キャンペーンコピーの「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」の方が世を席巻しているくらい、このアニメにとってパンツ…

『きのこの山』vs『たけのこの里』論争と議論可能性

お久しぶりです。約1週間のご無沙汰、いかがお過ごしでしたでしょうか。自分はその間、ネットはおろかパソコンにも触れない生活を送っていたのですが、帰宅してパソコンを立ち上げるやいなや、アクセスが異常に伸びていて吃驚。どうやら大手ニュースサイトで…

『ひだまりスケッチ×365』オープニング映像元ネタ大集合+おまけもあるよ

前回のエントリid:noir_k:20080815:1218760003のラストで書いた『ひだまりスケッチ』OP関連の元ネタ紹介。「需要がありそうなら」と書きましたが、おそらくないでしょう(笑)。さらに今更感もプンプンですが、それでも記録的価値を信じて+個人的な好奇心か…

ブラウン管の中のパンツとシュレディンガーの猫『ストライクウィッチーズ』

巷間を騒がせているテレビアニメ『ストライクウィッチーズ』ですが、早々にテレビ局からの規制が入るなど、独特の感性に支えられた性的とも思える描写には正直完敗です。と意図的に意味不明な1文から始めてみました。皆さんこんにちは。コミケ74初日ですよ〜…

新人はてなダイアリー市民の憂鬱

前回のエントリで無事30件目になり、晴れて念願(?)のはてなダイアリー市民となりましたnoir_kです。今後ともお見知りおきを。というわけで今回は初心に戻って、自分のはてなダイアリーに対する考え方について振り返ってみたいと思います。 まずは1回あた…

Googleストリートビューはキモチワルイ。だけど今更何を言っているんだ。

そろそろ様々な反応も出切って落ち着いてきたかな、と思いきや、まだまだアッツアツですね(笑)。先日のエントリ[id:noir_k:20080806:1217953257]で「わーい!聖地巡礼じゃーい!」と無邪気にストリートビューを紹介した以上、多少思うところがあるので書か…

ファウスト発売だけど、あえて石崎幸二。おかえりなさい!講談社ノベルスへ!

本日2008年8月8日は、世間的には4年に一度のオリンピック@北京開会式ですが、読書ファンにとっては二年半に一度(?)の『ファウスト』Vol.7発売日だったりするわけです。が、本日はあえてスルー。代わりに、同日発売の講談社ノベルス新作の中から石崎幸二…

Googleマップの新機能ストリートビューで行く『涼宮ハルヒの憂鬱』仮想聖地巡礼

前回のエントリの最後にちらっと書いたのですが、Googleマップの新機能「ストリートビュー」は凄いです。凄すぎです。きっと様々な使い方ができるでしょう。というわけで、聖地巡礼です。 アニメやドラマ、映画、小説などのロケ地、モデル地(=聖地)を訪れ…

ピザハットのアニメ・タイアップ一覧

というわけで、前回のエントリの最後にちょろっと書いたとおり、最近目立つピザハットのアニメ・タイアップについて調べてみました。流石、俺様!有言実行の男!……なーんてね。明確な読者がいようといなかろうと、ウェッブという公共空間に垂れ流した以上、…

セカイ系の極地としての『スカイ・クロラ』

そういえば押井守監督『スカイ・クロラ』が公開されたみたいです。運良く公開前に観ることができたのですが(別に悪い手段を使ったわけじゃないです。ただ単に試写会に当選しただけです)、あの原作をどのような形で仕上げてくるか興味深々でした。森博嗣作…

ゼロアカ道場、やってるねえ

全然注目していなくて申し訳ないのですが(なんてエクスキューズから始めてると、反語的な印象になってしまうのですが、残念ながら本当によく知らないんだよ。講談社BOXなんて!パンドラなんて!)、「東浩紀のゼロアカ道場」てのがありまして。この企画は新…

渋谷Q-AXとダメネーミングライツ

昨晩、セリーヌ・シアマ監督『水の中のつぼみ』を渋谷Q-AXシネマで観てきました。セリーヌ・シアマはフランスの若手女流監督で、今作が監督デビューになるそうです。なるほど若い女性だけはある、といった雰囲気の映画で、いわば少女まんがに対比するところ…

DVD付きコミックってどうよ

今週は『獄・さよなら絶望先生』制作発表や『こどものじかん』(5)発売など、DVD付きコミックスの話題が目に付きました。来週には『スクールランブル』(21)や来月には『魔法先生ネギま!』(23)と刊行が相次ぎます。DVD付属コミックって、どっちがメインなんだ…

一足先に『ひだまりスケッチ×365』OPを見ました+ひだまりMADとの関連性

先日の「ひだまりないと」で『ひだまりスケッチ×365』OPを一足先に見させていただきました。あまり詳しいことは24時間後までとっておく*1として、その際に大沼心もコメントしていたことなのですが、多少なりともMAD動画に触発されたところがあるみたいです。…

タイトルだけから判断する2008年7月新番チェック

2008年4月から始まった1クールアニメが続々と大団円を迎える中、いかがお過ごしでしょうか。今週から始まる7月新番を前に、何を見ようか悩んでいる人もすくなくないと思います。ここで真面目にお勧め作品をプッシュしたりしても良いのですが、せっかくですの…

國府田マリ子と田村ゆかりから考えるコナミレーベルの功罪

以前のエントリ[id:noir_k:20080619:1213838915]の続きになります。前回の内容を簡単に振り返ると、梅雨ということで國府田マリ子『雨のちスペシャル』を思い出したnoir_kは、コナミレーベル*1において歌手活動を行っていた新旧2人の声優である國府田マリ子…

戦略と戦術の違い、分かりますか?

戦略(strategy)と戦術(tactics)という2つの言葉があります。どっちもどっちな感じで、あまり一般的とはいえない用語かもしれません。ビジネスの分野では戦略という言葉が飛び交っているようですし、『タクティカルロア』なんていうアニメもあります。し…

コナミレーベルの変遷をアニラジから辿る、というか梅雨どきの戯言

梅雨真っ盛り、皆様いかがお過ごしですか?というような季節感満載の枕から入ろうにも、まだまだ梅雨っぽくありません。梅雨入りからは結構経つんですけどねえ。今週末くらいは湿度が高そうな陽気らしいので、皆様お楽しみに。 なんでこんな入りをしたかった…

水野晴郎を偲んで、素晴らしい邦題について考える

まず冒頭に。水野晴郎氏のご冥福をお祈り申し上げます*1。 さて、水野晴郎の逝去はひとつの時代の終わりを感じさせるものだと思いました。元コサキンリスナーの自分にとって妙な親近感を持っている有名人のひとりであり、また他人よりも少しばかり映画が好き…

アニメ化されたライトノベルの傾向と対策

もう2008年も半分が過ぎようかという6月、梅雨にも入って世間には7月新番の情報が溢れるようになりました。[id:moonphase:20080611#animelist]*1でも恒例のアニメ新番リストが掲載されました。せっかくですので、以前から気になっていたラノベ原作アニメ、と…

伊集院光、競泳水着を語る

誤解させてしまうような表題で申し訳ないですが、別に伊集院光氏が「俺は競泳水着が大好きだー!」と叫んだとか「競泳水着は体のラインがぴっちり出るから、やっぱりエロくて良い」とか「やっぱりスクール水着の方が好きです」とかいうあまり聞きたくない類…

講談社ノベルスにおけるライトノベル化現象の検証

前回のエントリid:noir_k:20080603ではラノベ風カバーリスト一覧を示しましたが、講談社ノベルスをはじめとするノベルズではシリーズものが多いので、それを考慮してまとめてみました。合わせて、年代別の大まかな傾向を示します。本屋に行く度におぼろげに…

講談社ノベルスにおけるラノベ風カバーリスト

我らがAmazonはとても勤勉な奴だったようで、4日発売予定の『「ひだまりスケッチ」ファンディスク/もうすぐ!「ひだまりスケッチ×365」』をすでに届けてくれました。やるね、彼。まさか我らがAmazonがフライングしてくれるとは思わなかったので、唐突な喜びに…

やっとこさ映画『ひぐらしのなく頃に』

観てきました、渋谷Q-AXシネマで。向かうときにBunkamura前で松涛方向へサイレンを鳴らしながら走っていく消防車に遭遇し、一気に昨年の記憶が甦りました。約1年前にQ-AXのすぐ近くにあるシエスパが爆発事故を起こし、事故直後の2007年7月1日(日)に本作と…

新古書店と若者の想像力

世の中には新古書店なる、よくよく字面を眺めると意味不明な名称の書店が山のように溢れています。20世紀末に大爆発した新古書店ですが、その弊害として出版不況の一因になっているとも考えられています。 そんな新古書店ですが、書籍を購入するときに、ひと…

ライトノベル(ス)とダブ(エ)ストン

お約束していた『図書館戦争』の話題までは到達できませんでした*1。視聴して疑問がある方はid:sangencyaya:20080429:1209390885あたりを読んでください。それでもまだ疑問がある人は、原作を読んでください。もし貴方が本好きならば、絶対に損はしないと思…

イラストーリーって何なんだ

太田克史による新雑誌『ファウスト』第1巻が発売されたのは2003年のことでした。『ファウスト』は様々な特徴を持った文芸誌ですが、その中でも際立っているのが、太田克史のひとり編集体制である点です。その所為か、この雑誌にはある種の統一感が溢れていま…

ゴンザレス違い

今までの流れを無視して、面白い状況に遭遇したので書きます。

萌えろ!メフィスト学園

何で太田克史やメフィスト賞受賞者についての思い出を語っているのか、自分でも良く分からなくなってきました。本当は最近のアニメの原作になっているアニメが2003年ごろのものであるという仮説を検証し(調べていないので、あくまでもただの仮説です)、来…