AKB48のPV監督まとめと『10年桜』の死生観

お世話になっております。id:noir_kでございます……なぞと、15ヶ月前(!)と同じ出だしではじめてみました。あらためましてid:noir_kです。どっこい生きている。 ちょっといろいろあったりなかったり、やっぱりあったようななかったような、そんな波動方程式…

アニメ『四畳半神話大系』ロゴデザインの素晴らしさを考える

お世話になっております。id:noir_kでございます……なぞと、気の利いた社会人なら辞書登録しているような文章から始まりました本エントリ。最近は暑かったり寒かったりと季節の変わり目ですが、いかがお過ごしでしょうか?えっ……そんなテンプレ文章いらないか…

Twitterとアニメの幸せな結婚生活を考える(婚活編)

皆さん、お久しぶりです!Twitter*1の暗黒セカイから帰還もとい一時帰省して参りましたnoir_kでございます。最近の自分はと言いますと……なぞと、はてなダイアリーに更新のなかった1年間の想い出、そう、はてな記法のすべてを忘却するほどの大冒険(!)につ…

「ゼロ年代批評night」開催記念企画「ゼロアカルチョ」〜「ゼロアカ道場」優勝者予想アンケート

ゼロアカウォッチャーの皆さん、お久しぶりです!年末に発売された『パンドラ』Vol.2 SIDE-B CARNIVAL ISSUEに掲載された「東浩紀のゼロアカ道場 第四回関門 文学フリマ総括」内の文学フリマ代表・望月倫彦氏のコラム内(230ページ)でご紹介いただき(あり…

キャラクターから世界観へ。メディアミックスプロジェクトとしての『ストライクウィッチーズ』

皆さん、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。以上、簡単ですが年始のご挨拶でした。 ……ということで、1月9日に発売された『ストライクウィッチーズ オフィシャルファンブック コンプリートファイル』はお買い上げになりました…

2008年暮れの元気なご挨拶。そして2009年へ……。

あと数時間で2008年も終わりを迎えようとしています。お久しぶりです。なんだか更新頻度がまちまちになってしまって申し訳ありません。当ブログを始めたのは今年の5月のことでした。それから約7ヶ月半、ここまで続けることができたのは、ひとえにこれを読ん…

まんが・アニメ的記号表現と二重「中の人」構造『かんなぎ』

巷間では原作版『かんなぎ』に関する例の騒動をいまだに引きずっているようで、なかなかモノが言いにくい状況みたいですね。なんで1ヶ月以上もこの問題が話題になり続けているのか良く分かりませんが、新聞等の大手マスコミまで釣ったのは天晴れという感じで…

『428〜封鎖された渋谷で〜』発売記念、おすすめの「グランドホテル形式」物語たち

さて2008年12月4日、セガ&チュンソフトによるWii用サウンドノベルゲーム『428〜封鎖された渋谷で〜』が発売されました!拍手!……実はまだ購入していないという不信心者で申し訳ないのですが。だって、Wii持ってないんだもん!パンツじゃないから恥(以下略…

『ケメコデラックス!』および水島努過去作品のEDクレジットにおける「遊び」

今期のTVアニメではイチオシでありながら、なかなか書きにくいのが水島務監督『ケメコデラックス!』であります。というのも、単純なようで複雑な作品とでも称せばよいのでしょうか、なかなか語りにくい作品だと実感しているからです。例えば、キャラクタ配…

ニコニコ生放送の新仕様から考える理想/現実のギャップの埋め方

あのニコニコ動画が誇るリアルタイム動画配信サービス「ニコニコ生放送」といえば、本日2008年11月20日も「IKZO降臨祭」なるイベント(?)が行われていたようです。2007年春〜夏はニコニコ動画に心も体も毒されていたnoir_kこと自分ですが、うまいこと時の…

『かんなぎ』におけるダメ食事の栄養価およびコストパフォーマンス

さて皆さんご存知かもしれませんが、昨日11月11日はポッキー&プリッツの日であったり、『ゲゲゲの鬼太郎』&下駄の日であったり、煙突の日だったり、電池の日だったり、あと真面目な話をすると第一次世界大戦終戦日であったりします。その中でもポッキー&…

没ネタリサイクル:ちょっと面白い言葉×10連発

おかげさまで多くの方に見ていただけるようになってきた当はてダですが(ありがとうございます!今後もよろしく!)、なんだか「クソ真面目なブログ」だと誤解(笑)されているような気がぷんぷんします。妙に長々しく書くからいけないんだろうな、きっと………

メタフィクショナルな言動とメディアミックス『かんなぎ』

さて、以前から期待している!と言いながらも、当はてダでほとんど触れてこなかった『かんなぎ』ですが、ついに触れることとなりました。拍手!……というのも、遅ればせながら原作まんが第1巻を読みました。第1巻はすでにアニメで放映済みの内容なのですが(…

劇場型娯楽は制作者にとって幸せだなあ、という話

まだ夕方5時だというのに真っ暗な街を見下ろし、大きなため息を漏らしながら冬の訪れを感じる今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。なかなかセンチメンタルで季節感に溢れる語り出しですが、相も変わらず季節感ゼロの話題で(笑)。というわけで、今日は様…

「東浩紀のゼロアカ道場」第4回関門同人誌まとめ

結果速報 順位 ユニット名 東点 太田点 販売部数 完売時刻 合計点 1 project1980 200 70 500(+78) 14:42(3時間42分) 848 2 最終批評神話 180 55 500(+112) 14:08(3時間8分) 847 3 形而上学女郎館 70 65 500(+21) 15:39(4時間39分) 656 4 BL・やおい文…

「ゆのパンツ」から考える4コマまんがのアニメ化『ひだまりスケッチ×365』

さあ、ブラウン管の中におけるパンツの話をしましょう。とは言っても、別に自分は2次元パンツ評論家ではありません、と一応釘をさしておきます。カンカン。 さて8、9月は色々と『ストライクウィッチーズ』絡みでパンツ問題について書き散らかしておりました…

日常生活の中で「生の実感」を獲得するためのヒント

たまにははてなダイアラーらしく、はてな匿名ダイアリーに絡んでみようかと思います。とは言っても、匿名ダイアリーの流れって、すごく速いのな。あっという間に別の話題に移行してるわ(笑)。というか、もしかして匿名ダイアリーで話題になっていることを…

映像化によって失われる記号的リアリティ『とらドラ!』

十月十日は萌えの日!そんな事実を初めて知ったのは、ラジオでおたっきぃ佐々木が喋っているのを聞いたのがきっかけだったと記憶しています。ざっと10年くらい前のことでしょうか。当時は「萌え」という単語がそろそろと拡大しつつあった頃で、やれ長崎萠が…

『ひだまりスケッチ×365』オープニング映像のみから内容を予測できるのか<解答編>

10月に入って1週間が経過し、アニメ新番もだいたい揃ってきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。個人的には『ケメコデラックス』が面白かったです。内容もさることながら、斎藤千和が素晴らしいですね。あとエンディングがヤバイ(笑)。ジグムントはエ…

地上デジタルラジオでAMラジオがサイマルされる時代のあとに

お久しぶりの自意識過剰の俺様ちゃんです。なんて書くと、ちょっと古いタイプのアニラジリスナーは、JCM(セントラルミュージック:文化放送系制作会社)所属のディレクターである俺様ちゃん川口こと川口泰三氏を思い浮かべるのではないでしょうか。『緒方恵…

Wikipediaには書けない『ひだまりスケッチ×365』オープニングの各話による違い

ついに『ひだまりスケッチ×365』も全13回の放送が終了しました。第14話は2008年8月16、17日に行われたTBSアニメフェスタ2008で先行上映されたそうで、DVD最終巻に収録されるそうです。最終話は4人で食卓を囲みながら抱負を語り、コルクボードに張られた思い…

アニメ『ストライクウィッチーズ』の魅力を語る 主題の魅力編

さて『ストライクウィッチーズ』が終了して早1週間、いかがお過ごしだったでしょうか。ネット上では終了直後ということもあり、総括として様々な魅力が語られています。特にid:karimikarimiさんが先導&扇動されている印象を受けますが、こりゃ乗っかるしか…

アニメ脚本家・高山カツヒコによる実写爆破シーンを振り返る

現在公開中のWEBラジオ『のら犬兄弟のギョーカイ時事放談』■第25回の「ジェネオンカウントダウン」(ジェネオン関連の告知コーナー)で、2期『ef - a tale of melodies.』の放送開始を目前にして、1期『ef - a tale of memories.』の総集編DVD『ef - a tale …

『School Rumble』完結記念、アニメ版監督・高松信司の「フォーマット崩し」

長い長い連載となった小林尽『School Rumble』の最終巻がついに発売されました。最終的に丸6年という長期の連載であり、それまでの『週刊少年マガジン』にはなかった(というか、ありえなかった)作風で、最後まで楽しませていただきました。そもそもページ…

「負けない」評論とちょっとおセンチな秋の夜長

久しぶりの更新になってしまい、申し訳ありません。時期的に考えれば分かるように、帰宅するなり『クイズマジックアカデミーDS』に興じていたというのが表向けの原因です。お恥ずかしい限りです。このゲームは面白いですねー。ここまでwifiのありがたさを実…

羞恥心に関する考察と隠されていた真実『ストライクウィッチーズ』

羞恥心。などというと、最近ではそれを微塵にも感じさせない某男性アイドル(?)ユニットを想像する方も少なくないかもしれませんが、「誇大妄想の被害妄想」(C)伊集院光な自分にとって、それは常に人生におけるテーマのひとつであります。地べたに座り込む…

丁寧に作られた(?)『ひだまりスケッチ×365』OPの画面サイズによる違い

現在絶賛放送中の『ひだまりスケッチ×365』。シャフト制作によるきめ細やかな映像&独特な演出も話題になっていると思われます。そんな『ひだまりスケッチ×365』のキーステーションであるTBSおよびBS-i(TBSのBSデジタル版)ですが、この放送局で流れるアニ…

国民性や血液型性格分類を完全に否定できますか

前回のエントリ『ストライクウィッチーズ』と『ヘタリア』から学ぶ国擬人化を受けての内容になります。未読の方は是非読んでいただきたいですが、少々長いので別に読まないでも結構です。どっちだよ! 改めまして。前回のエントリでは、『ヘタリア』という国…

『ストライクウィッチーズ』と『ヘタリア』から学ぶ国擬人化

どうやら皆パンツがお好きなようで(笑)。「SW」といったら『スターウォーズ(Star Wars)』か『ストライクウィッチーズ(Strike Witches)』だっ!いやいや『サクラ大戦(Sakura Wars)』だっ!何だとっ!表に出ろ、この野郎っ!……そんな論争がいたる街角…

西尾維新デビュー前の投稿時代の記録

やっとこさ『ファウスト』Vol.7に手を付けられるようになりパラパラめっくていると、そこからは何ともいえない懐かしさとそれでもやっぱり無慈悲な時の流れの両方が感じられます。先鋭的、というか本当に価値ある部分は中国特集だけかもしれません。宇野常寛…