エナメルを塗った爪に火をともす生活

太田克史の功績のひとつは、佐藤友哉の発掘だったと思います。というのも佐藤友哉の第一作『フリッカー式』(講談社ノベルス)は、とにかくぶっ飛んでいて、尖がっていて、装飾過剰で、ちょっと間違えたら誤解されまくりそうな、そういう危険性をはらんだ小…

太田克史の手の中

飯野賢治というひとは中学生の自分にとって意味不明なカリスマであったのは間違いない。ゲームバブルと呼ばれる流れの中で当時20代にして時代の寵児であったのは間違いないし、その思想や作品も評価に値するものが多かった。惜しからむは、そこにエンタテイ…

場所の記憶、場所と記憶

昨日、機械で腹を振動させながら山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』を読んでいると書いたが、これによって機械で腹を振動させるたびにこの本の内容が反芻されることだろう。腹が振動するたびに「完売しても上司から怒られることがあるんだったな……」…

腹に機械を巻いている

先日、親が近くのハイパーマーケットで安売りされていた腹に巻いてブルブル振動する機械を購入してきた。折角なので、その恩恵にあずかって、毎夜、腹を振動させている。正直、効いているのか良く分からないが、世の中にはプラシボ効果なんてものもある。鰯…

最初が肝腎

1回目の更新(正確には2回目だけど。実質ってことで)というのは本当に難しい。何事も最初が肝腎。どうしても足がすくむものである。ただ、ここで踏み出すことをやめてしまったら、次がないのは確実なのです。 というわけで、どんなことから書こうか悩んでい…

はじめに

はじめに。今更ながらはてなダイアリーを始めるということについて書いておこう。 ウェッブ上において何らかの形で自己表現のようなものをするようになって、すでに数年になる。いわゆるテキストサイトの流れ、そしてニュースサイトの流れにならってきた(と…